概要 WAFログ連携によって、以下4つの機能をご利用いただけます。
Dashboard画面の検知状況 WAFログ検索機能 月次レポート機能 WAFログアラート(検知通知)機能 AWS WAFバージョンとRuleポリシーごとの設定方法の違いについて ご利用のAWS WAFバージョンとRuleポリシーによって、ご利用可能なWAFログ連携方式と、それによって提供可能な機能が異なります。
AWS WAF v2 Advanced WAFログ連携方式
Dashboard画面の検知状況
WAFログ検索機能
月次レポート機能
WAFログアラート(検知通知)機能
新方式
提供可
提供可
提供可
提供可
旧方式
対象外
対象外
対象外
対象外
※Advanced Ruleポリシーの場合、動的Denylistも有効になります。詳細はDenylistについて をご確認ください。
AWS WAF v2 Legacy WAFログ連携方式
Dashboard画面の検知状況
WAFログ検索機能
月次レポート機能
WAFログアラート(検知通知)機能
新方式
提供可
提供可
提供可
提供可
旧方式
対象外
対象外
提供可
提供可
AWS WAF Classic Legacy WAFログ連携方式
Dashboard画面の検知状況
WAFログ検索機能
月次レポート機能
WAFログアラート(検知通知)機能
新方式
提供可
提供可
対象外
対象外
旧方式
対象外
対象外
提供可
提供可
Dashboard画面の検知状況について Dashboard画面について のページをご確認ください。
WAFログ検索機能について WAFログ連携を有効にしている場合に、WafCharmが取得したWAFログを検索できる機能です。
左メニューの [Analytics] 以下にある [Log] をクリックすると、WAFログ検索機能にアクセスできます。
使い方 画面上部のパネルが検索ツールで、結果がその下のパネル [Logリスト] に表示されます。
検索ツールには、以下の機能があります。
上記の項目に入力し、 [検索する] ボタンをクリックすると [Logリスト] パネルに結果が表示されます。
Logリストの結果について 表示された結果をクリックすると、右側のパネルが開き、詳細をご確認いただけます。
リクエストID:WAFログ内に記載されるrequestIdです。 タイムスタンプ (UTC):WAFログ内に記載されるtimestampです。 WAFアクション:WAFログ内に記載されるactionです。 終端ルール:WAFログ内に記載されるterminatingRuleIdです。 検知ルール:WAFログ内に記載されるnonTerminatingMatchingRulesあるいはexcludedRulesでCountにてマッチしたruleIdです。 クライアントIP:WAFログ内に記載されるclientIpです。 Country:WAFログ内に記載されるcountryです。 Host:WAFログ内に記載されるHostです。 URI:WAFログ内に記載されるuriです。 Method:WAFログ内に記載されるhttpMethodです。 ラベル: WAFログ内に記載されるlabelsです。 Raw data:WAFログのローデータです。右上の [copy] ボタンをクリックすると、データをコピーできます。 制限事項・注意点 WAFログ検索機能で参照および表示する値は、すべてWAFログに含まれる値です。 WAFログ検索機能のWAF アクションおよびActionは、WAFログ内の action の項目をもとにしています。WAFログ内の action には、リクエストに適用された終了アクション(terminating action)のみが記載されます。これらは、Allow、Block、CAPTCHA、Challengeのいずれかのみです。 WafCharmがダウンロードしたWAFログを元に検索しているため、お客様のAWS上に存在するS3バケット上のWAFログを参照することはありません。 WAFログ連携(新方式)を介してWafCharmがWAFログをダウンロードするまでの時間は5〜10分程度です。基本的には、当日分のWAFログを保持いただければWAFログを用いた機能に影響することはありません。 WafCharmアカウント全体で、閲覧可能なWAFログの件数に以下の制限がございます(月次レポート機能およびWAFログアラートは対象外です)。なお、制限は今後変更となる可能性がございます。変更がないか確認されたい場合には、WafCharmサポートまでお問い合わせ ください。新プランの場合Trial:1万件 Business/Enterprise/AWS Marketplace版:100万件 旧プランの場合Trial/Entry:1万件 Business:10万件 Enterprise:100万件 月次レポート機能について 月次レポート機能は、登録されているWAF Configごとに転送されたWAFログを集計し、毎月月初に作成されるレポート機能です。
月次レポートは、左メニューの [Report] からご確認いただけます。
月次レポートには、以下の内容が記載されます。
Attack Type攻撃タイプの一覧 攻撃タイプをクリックすると、円グラフの集計対象のフィルタリングができます。 Attack Typeの集計結果(円グラフ)検知したWAFログのAttack Typeの集計結果 Detected Rule Ranking Attack Country Ranking検知したリクエスト元の国のランキング(Top 10) Attack IP Ranking 月次レポートのデータをExcel形式で出力する方法 各レポートの右上にある、[Download Excel] というボタンをクリックいただくと、レポートのデータをダウンロード可能です。
Excelには、該当のレポート上で表示されているデータが記載されます。 例えば、Grand TotalのExcelをダウンロードするとすべてのWeb ACLのデータを集計したレポートのデータ、特定のWeb ACLのExcelをダウンロードするとそのWeb ACLのレポートのデータがダウンロードされます。
レポート上では各項目にホバーすることでツールチップとして表示していた件数などもデータとして閲覧可能です。また、お客様のニーズに応じてデータの表示方法をご調整いただけます。
制限事項・注意点 月次レポートの作成が完了した際には、WafCharmアカウントをお持ちの方にお知らせを配信しております。お知らせの配信停止を行われている場合には、お知らせをお受け取りいただけません。 月次レポートは、先月分のWAFログを集計して作成しております。 過去のWAFログを遡って取得することはできず、また転送されていないWAFログを集計対象とすることはできません。 月次レポートの作成完了後に、作成し直すことはできません。 AWS にて対象の IP アドレスの地域を特定できていない場合、月次レポートの国名に「 - 」と出力されることがあります。 AWS より提供されているログフィルタリング機能の設定によっては、以下の影響があります。action: Block のみ保存するフィルタリングを設定した場合: BLOCK したログのみ作成されるため、通知機能と月次レポートは BLOCK のログをベースに作成されます。 action: Count のみ保存するフィルタリングを設定した場合: ルール上の Count アクションと、Override to Count(Countへのオーバーライド)は異なるため、ご利用のルールアクションなどによって、検知通知と月次レポートが想定通りに動作しない可能性があります。 制限ポリシーが付与されたアカウント の場合、許可されているWAF Configの月次レポートのみ閲覧可能です。Grand totalおよび許可されていないWAF Configの月次レポートは表示されません。WAFログアラート(検知通知)機能について WAFログアラート設定は、旧管理画面のNotification画面に該当します。
WAFログ連携(旧方式あるいは新方式)を設定している場合に、本設定を有効にすると、指定したメールアドレス宛に検知通知メールが送信されます。
通知内容 WafCharm Notificationの通知内容 メールタイトル: WafCharm Attack Detected. メール差出人:WafCharm Notification wafcharm-notification@cscloud.co.jp
メール宛先:WafCharm Notification wafcharm-notification@cscloud.co.jp
メールBCC先:WAFログアラートにて登録した通知先メールアドレス Attacks as follows were detected.
This report includes up to 10 attacks detected in every buffer interval.
If you need to check more information and attacks, visit your AWS console.
WebACL Name(Web ACL ID): <お客様 のWeb ACL Name> (<お客様 のWeb ACL ID>)
Matches Rule: wafcharm-blacklist-010090004-07 (<Rule ID>)
Time(UTC): Thu, 01 Apr 2020 20:20:00 GMT
Source IP: XXX.XXX.XXX.XXX
Source Country: JP
URI: /
Request ID: <AWS WAF v2の場合、該当するWAFログのリクエストID>
You may add/delete the email address to receive the detection notifications from the link below (login needed).
<WAF ConfigへのURL>
検知通知メールに記載される項目<<{# awlif-71c6e}>> Time(UTC): WAFログ上のtimestampの内容をUTC形式に変換したものが記載されます。 Source IP: WAFログ上のclientIpの内容が記載されます。XFFヘッダーオプションを使用している場合でも変わりません。 Source Country: WAFログ上のcountryの内容が記載されます。 Action: WAFログ上のactionの内容が記載されます。 URI: WAFログ上のuriの内容が記載されます。 Request ID: AWS WAF v2の場合、WAFログ上のrequestIdの内容が記載されます。AWS WAF Classicでのご利用の場合は対象外です。 Query String: リクエストにクエリが含まれていた場合、WAFログ上のargsの内容が記載されます。 Managed Rules Notificationの通知内容 AWS WAF Classicにて、WafCharmと弊社のManaged Rulesを併用されている場合にのみ通知が可能です。
メールタイトル: CSC Managed Rules Attack Detected. メール差出人:WafCharm Notification wafcharm-notification@cscloud.co.jp
メール宛先:WafCharm Notification wafcharm-notification@cscloud.co.jp
メールBCC先:WAFログアラートにて登録したメールアドレス Attacks as follows were detected.
This report includes up to 10 attacks detected in every buffer interval.
If you need to check more information and attacks, visit your AWS console.
WebACL Name(Web ACL ID): < お客様 のWeb ACL Name> (< お客様 のWeb ACL ID>)
Managed Rule: Cyber Security Cloud Managed Rules for AWS WAF -HighSecurity OWASP Set-
Attack Type: suspicious_access
Field Type: url
Matches Rule Name: sample_suspicious_access-url-001
Matches Rule ID:<Rule ID>
Time(UTC): Thu, 1 Apr 2020 20:20:00 GMT
Source IP: XXX.XXX.XXX.XXX
Source Country: JP
URI: /
You may add/delete the email address to receive the detection notifications from the link below (login needed).
<WAF ConfigへのURL>
注意点 1 メール (ログファイル) につき最大10件まで検知内容が記載されます。 通知間隔は、WAFログの出力間隔に依存します。S3バケットに直接出力している場合は、5分です。 Amazon Data Firehoseの場合は、Buffer intervalとBuffer sizeに設定した値に応じます。 WafCharm に AWS WAF のバージョン(Classicあるいはv2)が異なる Web ACL を登録し、各 Web ACL にて本機能を利用する場合、Lambdaは共有しないでください。Classicとv2では使用するindex.mjsが異なります。誤ったAWS WAFバージョンのindex.mjsを使用した場合、WAFログの転送に失敗します。 AWS より提供されているログフィルタリング機能の設定によっては、以下の影響があります。action: Block のみ保存するフィルタリングを設定した場合: BLOCK したログのみ作成されるため、通知機能と月次レポートは BLOCK のログをベースに作成されます。 action: Count のみ保存するフィルタリングを設定した場合: ルール上の Count アクションと、Override to Count(Countへのオーバーライド)は異なるため、ご利用のルールアクションなどによって、検知通知と月次レポートが想定通りに動作しない可能性があります。