概要

WafCharmダッシュボードからの変更点について、名称変更から大きな変更点の概要まで、一覧で記載します。

変更点

WafCharmコンソールという名称に変更
URLを https://console.wafcharm.com/ に変更
Dashboard画面にて、すべてのユーザーにおいてログカウントの表示が可能に
Blacklistの名称をDenyリストに変更
Whitelistの名称をAllowリストに変更
「ブラックリストからの除外機能」について、Denylistからの「例外設定」としてコンソール上での設定が可能に
Credential Storeの登録方法が3つに変更（AWSのみ）
- CloudFormationでの登録も可能に
ルールシステムの変更（AWSのみ）
- Legacy Ruleポリシー：旧管理画面のルールシステム
  - 旧プランの場合、こちらのみ利用可能
  - 新規追加機能のうち、一部は利用不可
- Advanced Ruleポリシー：WafCharmコンソールから提供を開始したルールシステム
  - 新プランの場合、こちらも選択可能
  - 新規追加機能のすべてが利用可能
Advanced Ruleポリシー（新プラン）の場合、アクセスログ連携ではなく、WAFログ連携による設定に変更（AWSのみ）
- Legacy Ruleポリシーでの動的Denyリスト機能をご利用の場合には、これまで通りアクセスログ連携が必要
WAFログ連携の方式の変更（AWSのみ）
- Advanced Ruleポリシーの場合、チェックボックスによるオプトイン方式（新方式）での簡単な連携が可能
- Legacy Ruleポリシーの場合、旧方式（Lambdaを用いてWAFログを転送する設定）に加えて、新方式での設定が可能
WAFログ連携（新方式）の設定により、ダッシュボード機能での検知状況の確認とWAFログ検索機能の提供（AWSのみ）
Managed Rules画面の廃止（AWSのみ）

比較表

AWS

機能	AWS WAF v2（新プラン・AWS Marketplace版）	AWS WAF v2（旧プラン）	AWS WAF Classic（旧プラン）
WafCharm管理画面の名称変更（WafCharmコンソール）	対象	対象	対象
WafCharm管理画面のURL変更	対象	対象	対象
Dashboard画面にて、すべてのユーザーにおいてログカウントの表示が可能に	対象	対象	対象
BlacklistからDenyリストへの名称変更	対象	対象	対象
WhitelistからAllowリストへの名称変更	対象	対象	対象
動的Denyリストの例外設定（旧ブラックリストからの除外）	対象	対象	対象
Credential Storeに登録するIAM Roleについて、CloudFormationによる追加	対象	対象	対象
Ruleポリシー「Advanced」の利用	対象	対象外	対象外
Ruleポリシー「Legacy」の利用 ※旧WafCharmダッシュボードと同じ仕様	対象	対象	対象
ルール設定（IPアドレス Allowリスト、Denyリスト）	対象	対象	対象
ルール設定（レートベース）	対象	対象外	対象外
ルール設定（Geo-match）	対象	対象外	対象外
ルール設定（Bot）	対象	対象外	対象外
ルール設定（正規表現、Legacyのデフォルトルール）	対象	対象	対象
アクセスログ連携	対象（Legacyのみ）	対象	対象
WAFログ連携（新方式）	対象	対象	対象
WAFログ連携（旧方式）	対象（Legacyのみ）	対象	対象
WAFログアラート設定	対象（Legacyのみ）	対象	対象
WAFログ検索	対象	対象（新方式の利用で可）	対象（新方式の利用で可）
検知状況（ダッシュボード）	対象	対象（新方式の利用で可）	対象（新方式の利用で可）

Azure

機能	Azure（旧プラン・新プラン）
WafCharm管理画面の名称変更（WafCharmコンソール）	対象
WafCharm管理画面のURL変更	対象
Dashboard画面にて、すべてのユーザーにおいてログカウントの表示が可能に	対象
BlacklistからDenyリストへの名称変更	対象
WhitelistからAllowリストへの名称変更	対象
動的Denyリストの例外設定（旧ブラックリストからの除外）	対象
Credential Storeに登録するIAM Roleについて、CloudFormationによる追加	対象外
Ruleポリシー「Advanced」の利用	対象外
Ruleポリシー「Legacy」の利用 ※旧WafCharmダッシュボードと同じ仕様	対象
ルール設定（IPアドレス Allowリスト、Denyリスト）	対象
ルール設定（レートベース）	対象外
ルール設定（Geo）	対象外
ルール設定（Bot）	対象外
ルール設定（正規表現、Legacyのデフォルトルール）	対象
アクセスログ連携	対象
WAFログ連携（新方式）	対象外
WAFログ連携（旧方式）	対象外
WAFログアラート設定	対象外
WAFログ検索	対象外
検知状況（ダッシュボード）	対象外

GCP

機能	GCP（旧プラン・新プラン）
WafCharm管理画面の名称変更（WafCharmコンソール）	対象
WafCharm管理画面のURL変更	対象
Dashboard画面にて、すべてのユーザーにおいてログカウントの表示が可能に	対象
BlacklistからDenyリストへの名称変更	対象
WhitelistからAllowリストへの名称変更	対象
動的Denyリストの例外設定（旧ブラックリストからの除外）	対象
Credential Storeに登録するIAM Roleについて、CloudFormationによる追加	対象外
Ruleポリシー「Advanced」の利用	対象外
Ruleポリシー「Legacy」の利用 ※旧WafCharmダッシュボードと同じ仕様	対象
ルール設定（IPアドレス Allowリスト、Denyリスト）	対象
ルール設定（レートベース）	対象外
ルール設定（Geo-match）	対象外
ルール設定（Bot）	対象外
ルール設定（正規表現、Legacyのデフォルトルール）	対象
アクセスログ連携	対象
WAFログ連携（新方式）	対象外
WAFログ連携（旧方式）	対象外
WAFログアラート設定	対象外
WAFログ検索	対象外
検知状況（ダッシュボード）	対象外

注意点

AWS WAF v2における注意点

Legacy Ruleポリシーを選択したWAF Configにおいて、旧方式および新方式のWAFログ連携設定を同時に行った場合、アラート機能は重複して動作します。検知通知メールを重複して受信する形となりますので、アラート機能をご利用される場合は、どちらか片方のみ有効にすることを推奨いたします。
Legacy RuleポリシーとAdvanced Ruleポリシーでは、ルール構成が異なるため、デフォルトで適用されるルール数も異なります。Advanced Ruleポリシーで適用される正規表現ルール（一般的なWeb攻撃に対応するためのデフォルトで適用されるルール）は、49個です。
- ルール数が異なると、AWS WAFの費用も異なる場合がございます。AWS WAFの費用については、AWS WAFの料金をご確認ください。
旧プランから新プランへの移行機能を一時的に停止しております。新プランへの移行をご希望の場合には、お問い合わせください。

Azure, Google Cloud Platform (GCP) における注意点

旧プラン、新プランともにLegacyのみ選択可能です。

AWS WAF Classicにおける注意点

旧プランの新規申し込み受付は停止しているため、新規アカウントにてAWS WAF Classicのご利用はできません。
AWS WAF Classicの場合、旧プランかつLegacyのみ選択可能となり、新プラン（Legacy/Advanced）への移行はできません。移行をご希望の場合には、AWS WAF v2への移行が必要となります。
弊社のManaged RuleをWafCharmと併用されていた場合の管理画面を廃止しました。今後は、AWSマネージメントコンソール上で操作をお願いいたします。
- AWS WAF ClassicでのManaged Ruleの操作方法などは、AWS WAF公式ドキュメントのAWS Marketplace ルールグループをご参考ください。