AWS WAF v2Old PlanNew PlanAdvancedLegacyFeature / Spec.
IPアドレスのルール設定にて参照するIPアドレスとして、特定のヘッダーに含まれるIPアドレスを指定できるようになっています。
参考:IPアドレス
[特定ヘッダ] オプションを利用するケースについて、以下に説明します。
IPアドレス に記載の通り、IPアドレスの項目では、リクエスト内のどのIPアドレスを参照するかの設定も可能です。Allowlist、Denylist両方に対して同じ設定が適用されます。
基本的には、CDN を ALB の前段に配備して、ALB にアタッチした Web ACL で WafCharm を利用する場合にご利用いただく項目です。
上記の図のように、CloudFrontやCDNの後段にALBがあり、ALBにWeb ACLをアタッチしてWafCharmをご利用されている場合、ALBから見た「リクエスト元のIPアドレス」はCloudFrontやCDNのIPアドレスとなります。
この状態でIP参照の項目に「Source IP」を選択した場合、WafCharmではCDNのIPアドレスを利用して各種機能を提供します。具体的には、Denylist機能に含まれる「シグネチャ再マッチングによる自動 Denylist 管理機能」にて特定のリクエストを検知した場合、CDNのIPアドレスをDenylistに登録するような動作となります。
この機能でCDNのIPアドレスがDenylistに追加されると、基本的にはすべての(CDNを経由した)リクエストがブロックされてしまいます。
CDNのIPアドレスをDenylistに登録されてしまうことがないよう、このような構成でご利用の場合には、以下のいずれかの対応をご検討ください。